この記事は、
- 休みが少なくてしんどい。現場監督なんて辞めたい
- もっとプライベートの時間が取れるところに転職したい
とい方に向けて、書いています。
こういう自分も、ゼネコンに勤めていたことがあり
令和の時代、会社は4週8休と方針を出しますが、現場では休みは取れず年間休日94日で働いていたことがあります。
現在は転職し、週休2日祝日も休みという環境で働いております。当時としては考えられない状況で働いています。
今思えばもっと早く辞めておくべきだったなと思います。
このような自分が、当時の休みが少ない状況で働いていた時の自分に向けて、書くような文章になります。
今日この1日は人生で一度しかない
同じ日は2度と戻ってこないということを伝えたいです。
29歳のこの日、29歳の夏、20代最後の夏は2度と戻ってこないです。
人生その時にしかできない事はたくさんあります。その機会を失ってでも、プライベートを捨てでも働くというのは、ちょっと自分にはできません。
でも実際やっていました。
現場は忙しいです。
工期を守るために土曜を稼働させ、長期休暇も削り働いていました。
日頃休みが少ない現場は、年末年始・GW・盆は長めに休みを取るという暗黙の了解があります。
でもそこは違いました。
自分の予定も何もありません。一応交代では休みを取ることになっていましたが、「この日誰が出勤するんだ。誰か出勤してくれ。」と言われ出勤することになります。
長期休暇が飛石になりました、何も予定入れられません。
やりたいことあったんだけどな。
残るのは時間外手当が少し多めに書かれた給与明細だけです。
挙げ句、年間休日が94日です。一部上場企業でもそんなもんか。と思いました。
北海道大学の寮歌の前口上にこんな一節があります。私の好きな一節です。
去ては再び帰らざる若き日の感激を謳歌(うた)はん
出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E3%81%9E%E5%BC%A5%E7%94%9F
過ぎてしまった日は、もう2度と帰ってこないのだ。
自分で行動しないと変わらないな。と思ったきっかけの詞です。
愚痴を言ってもムダ
- うちの会社休み少なくてさー
- もう何連勤もしてるよー
という謎の愚痴。
自分も友人に言っていましたが、
聞かされた方としては「そんなのてめえのせいだろ」「その会社を選んだのは君でしょ」としか思わないですよね。
数年後に
- あの時忙しくて旅行したかったのに行けなかったー
- 休み取れなくてあれ観に行けなかったんだよねー
と人に話しても、表面上は同情されても内心は「その時やめればよかったじゃん」。
て思われて終わりですよね。
休日出勤していたので、平日に代休を取りたい旨を伝えました。
「なんで?その時休めばよかったじゃん」と言われました。
会社とはそんなもんです。
休めないような状況であったとしても、「休めばよかったじゃん」で済まされるのです。
自分で休みますって言わなかっただけでしょ。と。
有給でも同じことです。建設業ましてや施工管理の立場で取れるような状況ではありませんが、それについて後々愚痴を言っても
休んでいいルールだし、規定上はOKなんだから
休みを取らなかった、申請しなかった自分が悪いよね。
で済まされます。
会社は現場が進めばそれでOKなので、あなたの人生、都合なんて考えていません。
後々休みが少なかったこと、プライベートの時間を取れなかったことを後悔しても、文句を言っても、愚痴を垂れても
それは会社が悪いんじゃなくて、この状況にいるのは自分の責任だと気づきました。
気づくのに少し遅すぎました。
上司や年配でも働いている人は
少し人のおせっかいになってしまいますが、
所長や副所長、課長クラスの人。40代後半、50代、60を越えている人もいます。
そういう歳になっても、我々のような若手や中堅社員と一緒に休日出勤やたくさんの残業しているを目の当たりにします。
これは自分の20年後の姿なのか。残り少ない人生をこんな働き方に費やすことになるのか。
あー、これは自分では無理だな。と思い至ります。
この人たちは現場が好きだな。と思うと同時に、本当に現場が好きでないと務まらないな。と思いました。
本当に好きでやっているならまだしも、その人たちがもし
その歳で会社を辞めるという選択肢が取れないから、仕方なく働いているとしたら、仕方なく続けているとしたら
自分も働き続けていれば、そういうふうになる可能性があった。
考えるだけでとても恐ろしいことです。
余人をもって代えがたい人はいない
現場監督に「余人をもって代えがたい人」はいないと思います。
誰でもできる仕事です。というと語弊がありますが
現場監督に唯一無二の人なんていないと思います。
君が辞めたらどうするんだ。誰がその仕事をやるんだ。と言われても
それはあなたにしかできない仕事ではありません。
他の人に引き継ぎすればできる仕事です。特に若いうちの仕事なんて誰でもできます。
今のところその仕事をやるのはあなたしかいないだけで
あなたが居ないなら居ないで会社は代わりの人員を探します。その人にしっかり引き継ぐだけです。
誰でもできるように、安全ルールがあり、運用ルールがあり、マニュアルがあり、書式も様式も社内で統一されています。
休みの少ない現場って、交代で休日を取ってますよね。
と言うことは、現場は動いていてあなたが休み。と言うときもありますね。
それ、あなたがいなくても現場は回ってますよね。
自分が抜けて他の作業所の人の負担が重くなる?
そんなことはあなたの心配することではありません。
人員配置は会社の仕事、責任です。組織なんで当然ですよね。
もっと言うと退職者を出してしまうのも会社の責任です。
あなたが辞めるに至るのも、待遇が悪い会社の責任だとは思いませんか。
辞めるのは挑戦だと思う
世の中には
辞めるのは逃げることだ
と思っている人がいます。自分も最初の頃はそう思っていました。
しかしよく考えてください。
辞めるのは勇気がいることです。
新しい環境になる。働きかたも、働く相手も、こなす仕事も変わる。新しい環境に身を置くと言うのは緊張しますし、度胸が必要です。
辞めずになあなあで続けるのは、その挑戦から逃げていると考えることもできます。
会社にはその挑戦ができなくてずっと居残っている人はたくさんいます。
そう言う人たちが、仕事の愚痴を言ったり、不満を漏らして会社の雰囲気を悪くさせています。
不満を言うばかりで、自分で何も行動しない人たちです。
そんな人にはなりたくない。と私は思います。
もし上司や会社の偉い人に、なぜ辞めるんだ。他に行ってもいいことないぞ。なんてことを言われても
その人たちってたいてい、その会社に新卒入社した生え抜き、勤続20年30年もしくはそれ以上の人です。
逆にその偉い人や上司は、外の世界を知らないです。他の働き方を知りません。
ほんなら、無責任なことを言うな。黙っとけ。と言ってやりたいです。
自分の人生の責任を取れるのは、自分しかいません。
他の人の助言に従って、判断を変えたとしても
数年後それが失敗だと分かっても、誰も責任を取ってはくれません。
全てその助言に従った自分の責任です。
「残りの人生で今日が一番若い日」なんて言葉や本がありますが
今辞めれば、人生の一番若い段階で辞めることができます。
道はあります
施工管理をやっている人は、意外と他でも通用すると思います。
- あれだけ働けば、身体はタフになっています
- 上司と現場の板挟みも経験してます
- 関係各所の調整もしてきました。
- 現場の先を見越して段取りしてきました
- 工程管理も少しはできます
自分は現場の知識を活かせる建設ロボットメーカーの営業の仕事を選びました。週休2日祝日休みの環境です。
自分は今すぐにでも辞めたい。というタイプではなかったので
無料の転職サイトに何個か登録して、求人を見ながらじっくり考えていました。良い求人が来たらその時に考えようというスタンスです。
登録したサイトは
です。
その中でたまたまビズリーチで、企業から直接来たオファーが非常に魅力的だったのでそれに応えて、転職しました。
ビズリーチは有料会員と無料会員がありますが、無料会員のまま使用していました。
辞めるにあたって考えたこと、辞めたいま思ったことを文章にしました。
自分の人生なので自分で考えて、時間と健康を大事にしてください。
では。
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