私はゼネコンから営業職へ転職しました。当たり前ですが、職種が変われば生活面も大きく変わるんだな。ということを実感しています。
現場監督や施工管理という仕事はどうしても現場最優先になってしまうので、現場中心の生活になります。仕事の日ならまだしも、休日も現場が気掛かりです。
- 休みの日も現場が気になったり
- 休み明けの作業の流れを心配したり
現在は、現場はあまり相手にせずゼネコンや公官庁などの発注者に対するICT施工やBIM/CIMの提案営業、コンサルタントを行っていますのでいわゆる普通のサラリーマンです。
ここでは転職したことで、特に私生活の面で
- 大きく変化を感じたもの
- 現場監督生活では考えられなかったこと
を5つ紹介していきます。
朝の時間を有効活用できる
これは自分でも少し意外な変化です。
施工管理をやっていた頃は、朝礼が7時45分からなので事務所着は7時半頃。
- 起床時間は家を出る10分前ギリギリの7時10分頃で
- 味噌汁を飲んで出社するのがやっと
のような状態でした。
今では早い時は4時遅くても5時台には起きられます。
- 朝の時間にブログを書いたり
- 本を読んだり
- 朝ご飯しっかり食べられたり
かなり健康的な生活ができ、朝の時間を有意義に使えています。
施工管理は現場のあちこち動き回りますが、現在は身体を使う作業が無いため疲労が溜まっていないのかな。と思います。
さらに始業が9時なので出社時間も遅く、5時に起きても朝の自分のために使える時間は3時間は確保できます。
施工管理の時の7時半には事務所にいるという事を考えると、朝の余裕度は天と地との差です。
土曜・祝が無条件で休み
これを勝ち取るために転職したと言っても過言ではありません。
今までは現場監督は交代で土曜日を休んでいたり、祝日なんて概念はなく絶対に出勤だったのですが
土日祝日は無条件で休みになりました。当たり前ですが、これが本当に嬉しい。
土日祝が無条件で休みで良かった事を3つご紹介します。
予定が立てやすい
現場は動いているのに現場監督は交代で休む。という方式は工程にかなり左右されます。
- 翌月の予定は当月末に決まる
- 工程の変更も多々なので
- 休みを予約した日が出勤になることもある
直前にならないとその週の土曜日が休めそうかそうでないかってわからないものです。
他の職員とも兼ね合いがあるので、その日に休みたくても休めないこともあります。
今は無条件に休みですので、この週に出かける用事や美容院、買い物の予定が入れやすいです。
一緒に行く相手にも自信を持って伝えられます。「やっぱりその日無理になった」ということがなくなります。
優雅に競馬を観られる
個人的な趣味で競馬をやっているのですが、
JRAの競馬というのは基本土日に開催されています。
現場監督は土曜日出勤なので、土曜日の競馬は家では観れません。
私の場合は、月額550円でスマホで競馬を観れるサービスに加入して、現場や事務所で仕事の合間合間に見ていました。ゆっくり予想もできませんし、パドックなんかも確認できません。
観たいレースの時間に現場に呼ばれてしまうと競馬を見れないので、レースの時間が近づくとなるべく人に声をかけられないように、人目に付かないところに避難していまいした。
今は土日とも競馬を観れる生活をしています。
ゆっくり予想できるからといって、当たるわけでは無いですが。。
出かけたついでに昼飲み
土日休みだと、土曜に出かけて日曜に家でゆっくり休むという計画が立てられます。
日曜しか休みがないと、出かける気力もありません。体力回復に努める日になってしまいます。
土曜日に出かけると次の日も休みということで、出かけたついでに昼飲みをする選択肢もあります。
今までは地方住みで出かける際は必ず車だったので、お昼に出かけてお酒を飲むという選択肢もありませんでした。
今は電車で移動できるので、お昼からお酒が飲めますね。
すぐに本屋に行ける
土木施工管理は基本的には地方で仕事をすることが多いです。
自分の知識を補完するために土木の専門書を読みたいのですが、地方では専門書を扱う本屋さんが非常に少ないんです。
ネットで買えばいいじゃん。という声もありそうですが、自分は理解力が無いのでなるべく噛み砕かれて書かれている本が欲しいのです。フォントや色づかい、イラスト多用してあると嬉しいですね。
これらの点はネットではわかりにくく、実際に本を観てみないとわかりません。
県庁所在地に行ってもそのような本屋さんが無いことがあります。地方の中核となる街に行かないと無いこともあります。東北でいう仙台のような。わざわざ会津から仙台まで行くこともありました。
現在は首都圏に住んでいるので、そのような本屋さんにはいつでも行けます。
仕事の帰りなどにふらっと寄れる点もポイント高いですね。
休日にわざわざ本屋に行くために出かける。という手間が省けます。
華金の概念がある
現場監督の場合、土曜日を交代で休むというシステムがあります。
現場は進めたいけど、職員の休日を確保するためにこのシステムが採用されます。
そうすると金曜日でも、次の日が休みの職員と出勤の職員に分かれます。
なので金曜日だし仕事終わりに飲みに行くか。ということはありません。
現職ではじゃあちょっと飲みにいきますか。金曜だし早く帰ろう。のような今までは考えられない週末の雰囲気があります。
人がいる街って楽しい
再三になりますが、土木の現場監督は地方の仕事が多いです。
田舎の方なので人があんまり出歩いていないんですよね。基本車だし、おじいさんおばあさんばかりなのでそもそも家からあまり出なかったり。
現在は関東圏に住んでいるので、家を出ただけでも色々な人が歩いています。
今までは仙台や金沢など地方の中核都市に行ったら、人がたくさん歩いている。という状況だったのですが
自分は大きな駅のそばに住んでいるわけではありません。それでも出歩く人はたくさんいて
この人はどこに行くんだろうとか、子供連れの人がいたり、買い物帰りの人がいたりさまざまな人がいることが新鮮に感じて、楽しくなります。
たぶんこの感情は長く地方暮らしをしてみないと分からないものだと思います。
なので近所を散歩するだけでも非常に楽しいです。
まとめ
転職して変わったことはたくさんあります。これは私生活の例ですが、仕事内容も仕事の考え方も全く違います。
転職してみないことにはこれは分からないことだと思います。
転職で求めるものがあると思いますが、
意図しないところで良い方に変わったこともあります。
まさかあんなに朝早く起きれるようになるとは思いませんでした。
以上、転職経験者の感想でした。
では。
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