転職・就職

【給料】ゼネコン入社7年目までの年収公開。残業時間や残業代も載せます【施工管理】

転職・就職

「ゼネコン社員の年収はいくら貰っているの?」

という疑問に対して、自分が実際もらっていた給与と残業時間を公開したいと思います。

年収はどのくらいの水準になるのかというのは、入社の判断基準としてかなり大事なところだと思います。正直ゼネコン業界は競合同士そこまで差別化できていないので、最後は給与の良し悪しを基準に志望する会社を決めるという方も多いのではないでしょうか。

  • 残業多いと聞くけどこれだけ貰えるなら我慢できる
  • 別の業界の会社に入ったけどゼネコンに行けばよかった
  • 思ったよりも現場監督は給料低いんだね

など。入社してから「こんなはずではなかった」と思うようなことがないように、よく吟味する材料としてこのブログを読んでみてください。

転職経験者から言わせてもらうと、最初に入った会社で定年まで勤められるのが一番です。転職となると手間も時間も精神的にも大きな労力が必要になりますので、皆さんが最初に入った会社で満足できるようにこの記事を参考にしてみてください。

よくあるゼネコンランキングのサイトでも年収は公開されておりますが、あくまでも目安なので実際の内容とは離れていると思います。実際に自分がいた会社の30歳時点での年収なども出ていましたが、自分がもらっている給与とは異なる数字になっていました

年収を公開しているブログやサイトもあるのですが、年収のみの記載で残業時間が書かれていないものが多いです。どの程度残業してその給料になるのかというのは皆さん気になるところだと思いますので、そこについても記述していこうと思います。

ちなみに私は
  • 業界10番手くらいをうろうろしている準大手・中堅のゼネコンにいました。
  • 大学卒業(学士)後、新卒で入社しました。査定も中〜中の上くらいでしたので会社の給与体系の平均をもらっていたと思います。
スポンサーリンク

7年間の給与推移。6年目で700万

入社年数 年収(額面)手取り賞与
1年目405万円339万円49万円
2年目546万円 432万円113万円
3年目523万円392万円120万円
4年目574万円428万円144万円
5年目579万円424万円130万円
6年目707万円533万円144万円
7年目737万円568万円161万円

次の項目で各年度について詳細を記述しています。そちらもご確認ください。

2年目〜5年目までの伸びが悪いですね。

2年目の半ば頃から社内の時間外の規制が厳しくなり、毎月80時間、多い時には100時間程度まで残業をつけられていたものが、60時間を上限にするような通達があったように記憶しています。

賞与は会社の業績により変動しますので、参考程度に見てください。

1年目の夏は寸志で5万円でしたのでこのような賞与になっています。

1年目の給与・残業時間

額面手取り時間外手当残業
最高月収41万35万19万99時間
最低月収23万20万1万8時間
賞与49万38万
年収405万340万
年収は年度で計算しています。

入社直後は研修などもあって残業はほぼなかったのですが、現場に配属になってからは70〜99時間程度で時間外手当がついています。

残業100時間を超えると社内的によくないということで、調整してぎりぎり99時間にした記憶です。記録は残っていませんが余裕で140時間は超えていたと思います。

これらの残業時間はあくまでも私が会社に申請して認められた時間であり、実労働はもう少し長いと考えてください。いわゆるサービス残業ですね。

ちなみに年間休日は120日でした。

2年目の給与・残業時間

額面手取り時間外手当残業
最高月収39万円32万円16万円84時間
最低月収27万円20万円3万円20時間
賞与113万円88万円
年収546万円432万円
年収は年度で計算しています。

2年目でだいたい550万程度でしょうか。

残業は60〜80時間で、長期休暇のない月で平均して7〜8日休めています。

年間休日は108日でした。

3年目の給与・残業時間

額面手取り時間外手当残業
最高月収36万円28万円13万円65時間
最低月収30万円22万円5万円26時間
賞与120万円98万円
年収523万円392万円
年収は年度で計算しています。

この時期に申請できる時間外の上限が60h程度になったように思います。建設業にも働き方改革の波が訪れた時期です。

残業は約60時間前後です。その結果、年収は減ってしまいました。

年間休日は118日でした。

4年目の給与・残業時間

額面手取り時間外手当残業
最高月収39万円29万円12万円59時間
最低月収30万円21万円3万円16時間
賞与144万円116万円
年収574万円428万円
年収は年度で計算しています。

時間外労働は50〜60時間前後で推移していました。

年間休日は105日でした。

5年目の給与・残業時間

額面手取り時間外手当残業
最高月収41万円31万円14万円65時間
最低月収34万円23万円6万円28時間
賞与130万円103万円
年収579万円424万円
年収は年度で計算しています。

年間における昇給が微々たるものなので、特に昇進昇格等なければ、時間外の増減のみで年収はほぼ変わりません。

年間休日は115日でした。

6年目の給与・残業時間

額面手取り時間外手当残業
最高月収51万円40万円17万円60時間
最低月収44万円32万円15万円53時間
賞与144万円109万円
年収707万円533万円
年収は年度で計算しています。

時間外労働は50〜60時間です。

この頃になると安定して月収で40〜50万円ほど貰えるようになりました。ここで700万を超えました。

残業時間ほぼ同じなのに最高月収と最低月収で差がついたのは、一時的に家賃手当がもらえていた月があったからです。5万弱ほど支給してもらえていました。

年間休日は97日でした。

7年目の給与・残業時間

額面手取り時間外手当残業
最高月収60万円47万円26万円74時間
最低月収31万円20万円0万円0時間
賞与161万円124万円
年収737万円561万円
年収は年度で計算しています。

時間外は50時間から多いときは70時間を超えました。少し忙しかった時期です。

2月3月は有給消化に入りましたので、手当は無く基本給のみでした。

年間休日は140日でした。そのうち有休消化は40日でした。

手当に関して

手当に関しては自分は、ほぼ時間外手当と夜間勤務手当しか支給されませんでした

単身赴任の帰省費

既婚者で単身赴任なら、家に帰る帰省の交通費が月2回程度支給されますが、自分は妻と現場近くにアパートを借りたので支給対象ではありませんでした。

家賃手当は?

私の場合一時的に家賃手当はもらっていたものの、すぐ支給対象外となってしまいました。

同一労働同一賃金を大義名分にして正社員からの家賃手当を無くすという動きがあるようです。

まだ家賃手当や住宅補助などを支給してくれるような会社は良いですね。建設業は昔の風習が残りがちですので、家賃補助を支給してくれる会社はまだ多いのではないでしょうか。

会社の選定の際によく確認してみてくださいね。

資格手当は?

1級土木施工管理技士など資格を取っても、手当はありませんでした。

こういう必須の資格は手当が出るところの方が多いと聞きますが、どうなんでしょう。業務に必須の資格なので、皆持っているのが普通という考え方なのでしょうか。

技術士や1級建築士などの難関資格を取得すると、一時金や資格手当が出るところの方が多いです。

まとめ

7年間の給与の推移をまとめてみました。

この記事を見てもらった人には準大手ゼネコンの給与水準を知ってもらい、入社後のミスマッチが無くなるようにとの思いから記事を書きました。

この年収を多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれです。この数字を見てやっていけそうだな。と思う人はぜひゼネコンを目指してみてください。

それと給与を見るときは時間外労働や休日日数も加味してください。時間外で稼いでいるような業界ですので。。

他ではスーパーゼネコンの方が書いたブログとかもありますので、ぜひ比較参考していただければと思います。

自分的には施工管理にしては休めている時間外も少ない方だと思います。

では。

Comment

タイトルとURLをコピーしました