現場に出るときは絶対に安全帯(墜落制止用器具)を身につけていった方が良い理由を説明いたします。
- 高所に行くわけじゃないのに必要ないじゃん
- 安全帯なんて重いよダルいよ
と言う方もいらっしゃるかもしれません。
確かに長時間つけていると、腰が痛くなったり肩が凝ったりしますよね。
でも、現場では身につけていってほしいのです。その理由は
かなりの確率で突発的に高所に行く用事が発生するからです。
現場での監督の人気ぶりを忘れていませんか?
自分に用事がなくても、作業員に呼ばれたりしますよね。
ではよくある発生パターンを紹介します。
ちょっとしたメリットもご紹介します。
高所作業が発生しない土工事現場の方は読まなくて結構です。。
高所作業がある、安全帯を付けなきゃいけないところがある。という方はぜひ読んでみてください。
対応が遅くなる
作業員に呼ばれる場合
例えば自分が高所とは全く関係のない資材置き場に行くとします。
しかし、現場で急きょ連絡が入り
「ちょっと見て欲しいんだけど」「ちょっと来て教えてくれない?」
なんて言われるのは日常茶飯事です。
「あれここ高さ出てる?」「印消えちゃったから、ごめんもう一回出して」というパターンもあります。
そういう予期せぬ場合もあります。
その時にもし呼ばれたところが、安全帯をする必要がある場合
「安全帯無いから事務所に戻ってから向かいます!」
なんて言ったら、遅いんです。作業員を待たせてしまいますね。その間仕事が止まってしまう可能性もあります。時間がもったいないですね。
事務所に戻った際に、上司に捕まる場合も考えられます。
「ちょっときてくれ。この書類なんだが、、」みたいなのが始まったらさらに現場に行くのが遅れますね。
作業員は今来て欲しいんです。
迅速に対応できるように、安全帯を身につけておきましょう。
先輩や上司から
現場に出ている時に、先輩や上司から電話がかかってくることがよくあります。
「あそこどうなっているか見てきてくれない?」「あそこ写真撮ってきて欲しいんだけど」
ついでの用事とかよく頼まれますよね。
現場の写真を欲しがる発注者が上司にお願いし、その上司が現場にいる若手に「ちょっと写真頼む」って言われるパターンなどです。
その時に、安全帯無いんですぐには行けないです。事務所戻ってから行きます。
なんていうのは遅いです。
すぐに対応できるようにしておきましょう。
自分で思いつく場合
あそこ寸法測っておこう。あの写真撮らなきゃ行けなかった。など
自分で急に用事を思い出す場合もあります。
その時に安全帯なかったら、「あー。今行けないな。」となってしまいます。
するとどうでしょう。思いついた時が一番やる気があるのですが
後回しにしてしまうと、「いいや」となってしまいます。
私の経験上、特に写真系は後回しにすると、その写真は今後いっさい撮られることはありません。
そういうことにならないようにするためにも、安全帯は常に身につけておくべきだと思います。
安全帯は慣れ
一年目の時に、現場に行く際は必ず安全帯をするルールの現場でしたので、自分は慣れてしまいました。
腰道具とかも付けてて、そこに黒板用のマーカーなど入れてましたので、
安全帯がついている腰道具を身につける感覚で現場に出ていました。
慣れると、逆に安全帯が無いと腰回りが不安で仕方なかったです。
舗装工事でも安全帯をしていて舗装屋さんにからかわれた思い出もあります。
ちょっとしたメリット
先ほど述べた通り、安全帯には腰道具がついていますね。
マジック、マーカー、コンベックスなどを常に持ち歩いている、身につけている状態になります。
すると、作業員や協力会社の職員から
ちょっとあれ貸してよ。コンベックスあったよね。
なんて言われますので、色々持っている便利な監督。というキャラになれます。
作業員にも人気が出ますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
現場監督はいつでもどこにでも行けるようにしておかなくてはいけません。
保護具でも同じことが言えます。
トンネルの場合で、防塵マスク忘れてきちゃったから、トンネルの中に入れないですー。なんて可能性もあります。
周りに迷惑をかけないよう、素早く動けるように、必要なものは常に身につけておいてください。
では。
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