ゼネコン業界や建設業界それ自体がブラックだ。
と、世間一般では言われていますよね。
しかし、私がいた会社だけなのか、それとも私の感覚が麻痺しているのかわかりませんが
準大手ゼネコンは業界内ではホワイトなのではないかと、少し思っています。

私は準大手にいました。
あくまでも、「ゼネコン業界の中では」と限定してお話させてもらいます。
どのゼネコンに行こうか悩んでいる学生だったり、
施工管理としてキャリアアップを目指したい。中堅ゼネコンから準大手への転職を視野に入れている方に
参考になるかもしれないと思い、この記事を書き始めました。
そう思う根拠としては、準大手は規模感が手頃である。と言うところにあると思います。
では以下で理由を紹介していきます。
大企業である
ゼネコン業界ではスーパーゼネコンと言う大手5社がずば抜けて君臨していますね。
その5社が業界の「大手」なんです。
その下に準大手が10数社、その下に中堅と続きます。
でも、準大手も立派な「大企業」です。
業界大手ではないけど大企業です。
ここがポイントだと思っていて、大企業なので福利厚生や手当などは手厚いんです。
福利厚生・手当・給与面
建設業なので、ホテルやリゾートなどの施設も手掛けます。
このお客さんの施設を保養所して使えたり、ホテルを安く借りられたりします。
また、単身赴任者が自宅へ帰宅する際の手当や、その他役職者への手当があります。
それと併せて、給料も悪くはないんですよね。
スーパーゼネコンと比較したら低いんですが、
他の業界と比べたら良い方ではあるので、
どうしても辞めてやる。という人でない限りはなんとなく働き続けている人が多いですね。
残業時間
先ほど説明したように、大企業ですので
政府が決めた方針や決まり事などには素直に従う方向で動きます。
いわゆる働き方改革などの労働時間の削減、残業時間の削減、週休二日制の確保などには取り組む姿勢を見せます。
浸透しているか、きっちり守っているかは別として、
そういうものに取り組んではいます。
無駄に残業しないことや土曜日の閉所を増やしたりだとかは、数年前と比べて増えてきました。
その結果、残業時間は確かに減っています。
記録はないので、単なる体感ですが
今までは多い時で、実残業120hで申請残業80hだったのが
最近では、実残業80hで申請残業60h程度
にはなっているような気がします。
人数がちょうど良い
社内に人がすごいたくさんいる。ということはないです。
確かに自分自身、設計の人だったり、建築の人だったりは名前も顔も知らない人がたくさんいますが。
ただ、自分と関係のある部署、施工関係の人たちですね。
そこまで絞ると人数も少なくなるので、一度会えば名前と顔が一致するくらいにはなります。
そうすると、自分の顔も覚えてもらいやすいということですから
かなり面倒をよく見てもらえていたな。という実感があります。
仕事面
スーパーゼネコンと比べると現場の規模が小さいです。
大きな仕事は技術力があるスーパーゼネコンが獲得しやすいですから
準大手は大きい現場をとっても、人を回せなかったり、社内での経験者などがいないので施工のノウハウが無く対応できないんですよね。
逆に、準大手の良さはそこにあると思います。
超BIGプロジェクトがないので、請負金額の規模も数億から大きくて数十億の仕事をしています。
おおよそ作業所の職員は5人から多くても20人くらいで構成されています。
作業所の人数が増えると、職員どうしの意思疎通がどんどん難しくなってきますから
小規模な現場で、少人数でやるのがちょうど良いなと思います。
職員が30人近く働いていた作業所にいた経験もありますが、
職員どうしは連絡取り合えてないし、上司に話通すのも一苦労だし
事務所内は誰かしら電話など、打ち合わせなどで話てて雑音が多すぎて
何にも自分の仕事に集中できませんでした。
デカい仕事に夢があるんじゃないか。
という人もいるかもしれませんが、
そこそこ食っていければ充分。
という人に準大手は向いていると思います。
まとめ
今回は全て業界内での比較の話になりましたので、
今までの経験が基準で大きい小さいの話になるのは承知しています。
他のゼネコンやサブコンから転職を狙う人とかは、10億でも大現場だと思う人もいるかもしれません。
そもそも、ブラックかホワイトかもその人がどう感じるかの問題になってしまいますので、参考程度にしてください。
この記事を読んでみて、準大手がもしかしたら業界ではホワイトかもしれない
と思った方がいれば、転職・就職の候補に入れてみても良いと思います。
では
Comment