転職・就職

【ゼネコン】最初の就職先はスーパーゼネコンを選んだ方が良い。と準大手ゼネコン経験者は思います。

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ゼネコンっていっぱいあるけど、スーパーゼネコンと準大手ゼネコンってどっちが良いんだろう。

建設系の学生の中には、就職先としてゼネコンを志望している人も多いと思います。

スーパーゼネコン、準大手ゼネコンそれぞれの良さはありますが

準大手で働いていた私の経験をもとに、トータルで考えると最初はスーパーゼネコンを目指してほしいと思います。

この「最初は」と言うのが肝心です。

では、理由を説明していきます。

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初めは皆スタートラインが同じだから

ゼネコンに入社するとよっぽどのことがない限り、最初は施工管理を担当します。

施工管理って大学や専門学校で学ばないですよね?

構造力学から、コンクリートや土質のような材料に関するもの、はたまた建築計画や都市計画など勉強しています。

これらはゼネコン中の設計部であったり発注者やコンサルなど、施工に入る前段階で必要な知識ばかりなんですよね。

みんな卒業したての学生は施工に関する知識を持っていないんですよ。

と言うことは、みんなのスタートラインは同じですよね。

しかも、施工管理の最初というのは協力会社、職人とのやりとりが大部分を占めますので

学校で学んだ知識なんて必要ないんです。

どちらかというとコミュニケーション能力の方が求められます。

なので、学生時代成績があんまり良くなかったという人でも大丈夫です。

全く問題ありません。

スタートラインが同じな以上、スーパーゼネコンという大きな規模の会社に入った方が良いのです。

自分の中の基準がスーパーゼネコンの規模感になります

これが普通なんだ。と思えるようになります。

例えば、生まれてからずっとラーメンは二郎系しか知りません。という人がいたとします。

その人は他のラーメンを知りません。

一般的に見ると二郎は量が多いですけど、その人はラーメンって二郎のことでしょ。二郎が普通なんだって言って食べることができます。

一方、その逆で普通の中華そばしか知らないし見たことない人がいたとします。

その人が二郎を見たら、二郎の噂話を聞いたらどう思うでしょうか。

そんなに食えないよとか、ちょっとボリューミーだな。って思いますよね。

これをゼネコンの話に戻すとこうなります。

準大手ゼネコンは数十億の現場が多いです。

スーパーゼネコンは数百億という現場はたくさんあります。

準大手ゼネコンの規模を最初に経験してしまうと、

「うちの現場でこんなに大変なのに、スーパーゼネコンのもっと大きい現場って人も多くて、調整することがたくさんあって工期も長くてとても大変そう。めんどくさそう」

って思うマインドになってしまいます。

建設業はスケールが大きいからこの業界に入りたい!と思っていたのに

あんまり大きすぎる現場もメンドウ、、と思うようになってしまいます。

それでは、建設業の夢がなくなってしまいます。

そうならないようにするためにも、最初から規模の大きなスーパーゼネコンに入る方が良いのです。

給与・待遇も良い

いろいろな年収比較サイトがありますが、どのサイトを見ても分かるとおり

準大手ゼネコンと比べると圧倒的に待遇は良いです。

自分の知り合いにスーパーゼネコンに行った人がいるのですが、

30歳で年収は900万近いそうです。

準大手の私は700万そこそこだったので、200万近く差があります。

給料が高ければ良いとは一概には言えませんが、

給料が高ければ、ちょっと嫌なことでも我慢してみようって思える人もいるはずですよね。

スーパーゼネコンは離職率が低い

スーパーゼネコンの特徴として、離職率が業界の中で低いというのが挙げられます。

それはなぜかと言うと、業界の中で一番待遇が良いからです。

他の会社を見ても待遇が悪いので、年収を上げるために転職するという選択肢が少ないんです。

辞めて他の会社に行くと言うのは、待遇が下がることを意味します。

自分の働き方に合わない。施工管理自体が自分に合わない

と言う人は待遇なんて気にせず辞めていきますが

施工管理で頑張っていこう。ゼネコンで頑張ろうと言う人は辞めません。

逆に準大手ゼネコンはバンバン辞めていきます。

他に待遇が良いところなんていっぱいあるからです。

スーパーゼネコンに転職して年収を上げる、キャリアアップする人もいるし、

年収はちょっと下がるけど、その代わり休みが増えるならそっちの方が良い。と言って残業の少ない業界に転職する人もいます。

業界を牽引している

規模が大きいと言うのはどうしたって正義ですね。

業界の風潮を作り出せます。

ある分野の研究を進める。事業領域を拡大する。技術開発をする。

などは全てスーパーゼネコンから始めていきます。

準大手はスーパーゼネコンの真似をして、自分にもできそうな領域に力を入れます。スーパーの向かっていく方向についていきます。

スーパーゼネコンが始めて、その他同業ゼネコンがどういう反応するか見極めて、これをやらないと業界に置いていかれるから、うちもついていかなきゃ。

と言うのが準大手には多いです。

そういう傾向があるため、やはりスーパーゼネコンに身を置くと言うのはお薦めできます。

スーパーゼネコンのデメリット

待遇が良いとか年収が高いとかは、裏を返せば残業が多い、激務だと言うことになります。

おそらくですが、規模が大きい分、準大手よりも残業は多いのかなと思います。

そこがデメリットかなと。思う部分ですね。

むしろデメリットもこれくらいしか思いつかないですね。

ただ、施工管理をやっている以上、準大手ゼネコンでも残業は発生しますし、休日出勤もあります。

準大手も人手不足な部分もあります。今後人材の離脱が続けば、人手不足による残業の増加もあるかもしれません。

しかも、施工管理というやっていることの基本的な部分はスーパーも準大手も変わりません

基本的にはやっていることは変わらないのに、会社の規模が大きいか小さいかだけで年収が100万200万って変わってきます

勤続年数が長くなれば、その差はもっと大きくなります。

それだったら最初からスーパーゼネコンでやってみようって思いませんか。

まとめ

ゼネコンはたくさんあるので、どこにしようかと悩んでいる人も多いと思います。

少なくてもスーパーゼネコンの中で迷ってください

スーパーに行くか準大手にするかでは、迷う余地はありません。

滑り止めで準大手を受けるのがちょうど良いと思います。

一方で準大手にも良さがあって、業界の中ではホワイトでコスパが良いかもしれないと思う節もありますので

その内容は、以下の記事で確認してみてください。

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