現場に慣れてきて来週から朝礼任された。実際何を話せば良いのだろうという新人現場監督の方に向けての記事です。
自分が最初の頃は、朝礼で何も安全について何も話せず
「私からは特にありません」なんてことも言ってしまったことがありますので
そんなふうにならないよう、
朝礼で伝達するポイントを紹介します。
朝礼での話し方や安全指示が適切だと、職人や職員に「現場を知っているな。よく見ているな。」と思われますので、自身の信頼度が上がるきっかけにつながります。
職人に信頼されると、自分の現場での指示も聞いてもらいやすくなる傾向があり、現場を上手くまわせるメリットがありますので、より施工管理にやりがいを見出せるでしょう。
作業内容をイメージする
まずは、その日1日の作業内容をイメージしてみてください。
施工方法、作業の流れ、重機配置、人がどのように配置されるかで、伝える安全指示も違ってきます。
●例えば、吊り作業はどのようにやりますか?
外注クレーンを呼ぶんですか?ユニックでやってしまうのか、クレーン機能付きバックホウでやってしまうのか。
それぞれ、危険なポイントが違ってきますよね。
建設業は同じサイクルの繰り返しで作業を進めることが多いため、危険ポイントのマンネリ化になりやすいです。
マンネリ化しない安全指示の見つけ方は別記事で紹介していますので、参考にしてください。
イベントを確認する
イベントとは、楽しいイベントではありません。パトロールや現場見学会などです。
現場の片付けや、不安全な場所の是正など前もって準備が必要になります。
こう言うものは、当日に話しても意味ありません。その日の段取りに入っていないからです。
前日前々日や週初めなどに伝達し、来客などを迎え入れるようにしましょう。
搬入搬出を確認する
物の出し入れがあるなら伝えなければなりません。
いくつか作業班があると思いますが、基本的に作業員たちは自分の作業班の仕事でのことで頭がいっぱいです。
他の作業班が何をいつごろ搬入するのかを周知しなければ、ヤードがラップしてしまったり、他の作業班が搬入路を塞いでしまうかもしれません。
搬入搬出が多い日は、車どうしの接触も考えられますので、確実に誘導員を配置させるなどの指示をしないといけません。
支障物を確認する
埋設物・架空線の確認は必ず行ってください。作業前に必ず周知してください。
埋設物の図面を持っているのは元請です。あなたが言わないと作業員は何も知らされないまま作業します。
作業員も何もないものと思って作業します。
特に道路の掘削などはこまめにチャックしてください。
施工の延長が長い場合、気づいたら掘削箇所が埋設管のすぐ近くだった。と言うことはよくあります。
天候気候を確認する
気候はみんなに共通することですから、朝礼の話題にもしやすいですね。
夏場なら、熱中症の危険があります。こまめな水分補給や休息を入れるように全体に指示できます。
また、冬場なら明け方の地面の凍結、雪が積もっているかもしてません。敷き鉄板や昇降足場など鉄・アルミで出来ているものは滑りやすくなっています。
また台風や、冬場の季節風など強風が予想される場合は、クレーン作業の中止基準を確認したり、資機材の養生方法を確認する必要もあります。
その他
作業に関することばかりだと、堅苦しくなるので
たまには小ネタを挟むのも良いと思います
その作業の日付をググってみてください。
例えば2月1日なら「2月1日」と検索します。
今日は〇〇の日のような、小ネタに使えそうなものが出てきます。
wikipediaにも19〇〇年に何があったのような雑学のようなものも出てきます。
活用してみてはいかがでしょうか。
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